「愛媛の陶芸展」公開審査 河端さん、山本さん最優秀
県内陶工の新作が集まる「第36回愛媛の陶芸展」(愛媛陶芸協会、愛媛新聞社主催)の公開審査が12日、砥部町大南の町商工会館であった。最優秀の愛媛陶芸協会賞に河端一海さん(66)=一海窯、砥部町総津=の「淡黄磁山法師文9寸組皿」、同じく最優秀の愛媛新聞社賞に山本和哉さん(35)=和将窯、松前町北川原=の「エチュードアース」が選ばれた。
協会員42人が「工芸作品」部門に69点、「生活陶磁器」部門に52点を出品した。工芸作品では、色鍋島で知られる陶芸家で人間国宝の14代今泉今右衛門氏と大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の伊藤郁太郎氏が審査し、最優秀2点、優秀2点、奨励4点を選出。生活陶磁器は、県美術館の稲田哲也学芸課長ら3人が優秀1点、奨励3点を選んだ。
陶芸展は8月26~30日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で開かれる。